●シナリオタイトル 「絵師の腕前」 現代 PCは雑誌の記者等のレポーター設定で作成してもらう ●登場NPC 【絵師】:  男性、お金持ちの御曹司、東京郊外に広い邸宅を持つ  ここ1年ちょいで「壁サークル」になる位急激に人気になった絵師  様々な画風を自由に使いこなし「虹色の画風」と呼ばれる ●導入 雑誌の記者である【PC】は、上司からインタビューに行って来いと言われる  ・最近急激に有名になった【絵師】とインタビューのアポが取れた  ・別の人がンタビュー予定だったが、先方の指名でお前になった   ※ポイント   なぜ【PC】が選ばれたのか詳しく聞くと   「先方が【PCが所持する中で一番高い技能】に詳しい人を指名だったからだ」と答えられる  ・インタビューで必ず聞くことリストを上司から渡される インタビューで必ず聞くことリスト 1.写真を撮らせてもらう 2.急激に人気になった理由について 3.趣味の料理の話 4.記者の似顔絵を描いてもらう 5.目標を達成した今「次」に何をやりたいですか?(目標は「壁サークル」になることだと公言している) ●真相 【絵師】は絵師として「壁サークル」を目指していたが、全然売れない ↓ とある理由で、他人の「腕」を切り落とし、それを付ければその能力を得られる様になる術を得る (誰からわからない人から手紙(魔術書)が送られてきて、その方法が記述されていた お好きならニャル様からでもお好きに(私は正体はあえて決めない)) ↓ OFF会で一人になった憧れの絵師を監禁 ↓ 悩んだ末「腕」を切り落とす(自分の腕も自ら切り落とす) ↓ その絵師の「絵の腕前」を得て人気になるが、人気が人気が伸び悩む ↓ 人気が落ちるたびに、別のターゲットを襲う ↓ 念願の「壁サークル」になる ↓ 次は「絵師」以外の能力も欲しくなる ↓ 丁度得たかった技能を持つ【PC】が取材に来る ↓ 【PC】を・・・ ●事前準備 望むならインタビューに行く前に【絵師】の噂を集められる  <技能判定>  ・「虹色の画風」と呼ばれているが、最近新刊を出さない絵師の作風をパクっているという悪い噂が一部である 似顔絵を描いてもらうつもりなので、画材を準備していくこと ●インタビュー前 東京郊外の豪邸の前でたたずむ【PC】 インターフォンを鳴らすと本人が出てくる 「今日はお手伝いさんは出払っていて、私だけなんですよ」 握手をして家に招き入れられる ※長袖で、皮手袋をしていることを伝える 居間は落ち着いた実用的アンティーク家具が並んでいる 気さくにインタビューに答えてくれる ※事前に会話を録音させてもらう断りを入れる ●1.写真を撮らせてもらう 写真をお願いすると ポーズをとってくれる <目星、心理学等>  袖をしきりに気にしている  ※腕の肌が露出しない様気を付けている ●2.急激に人気になった理由について 「自分の描きたい絵が、一つではなかったことに気付いてからですね」 ●3.趣味の料理の話 「腕に縒をかけて作っているんです」 ●4.記者の似顔絵を描いてもらう 予想が外れたという顔をして 「画材を準備してきます」と言って退席しようとする 【PC】が画材を差し出しても 「使い慣れた画材がいいのでと断る」 結構待って戻ってくる <目星、心理学等> 服の裾がよれている、まるで一度上着を脱いだ様に また、袖から覗く肌が、やけに白い(顔の日焼け具合と合わないくらい白い) ※男性の腕から女性の腕に交換してきている ※イラストを描いてくれと言われると思ってイラスト用腕にしていたが、  予想が外れて似顔絵用腕に替えてきた ●5.目標を達成した今「次」に何をやりたいですか? 不思議な笑みを浮かべた後、少しためて 「【PCが所持する中で一番高い技能】をやってみたいと思っているんですよ」 と言っておもむろに机の下からアタッシュケースを取り出す アタッシュケースの中には「腕」が入っている(男性の腕で太く腕力が高そう) 明らかに脈打っていて「生きている」 おもむろに上着を脱ぎだす 「あなたが【PCが所持する中で一番高い技能】がお得意だと聞いて」 【PC】の目の前で「腕」を取り外し、目の前の腕と交換する 「あなたの腕前を披露頂けますか?あ、「腕」から聞くので大丈夫です」 襲い掛かってくる ●クライマックス 1.戦闘  【絵師】の能力を作っておいて戦闘させる  勝利したら【絵師】の腕が外れる、5へ 2.逃げる  玄関、窓は施錠されていて、外に出られない 3.「腕」を無効化する  人払いをしたつもりだけど残っていた家政婦がその光景を見て悲鳴  【絵師】は先に家政婦を処理する  少しだけ探索の時間が取れるということにする  邸内にある「魔術書」を探しそこに書かれている「暖簾に腕押し」の呪文を唱える  【絵師】の腕が見る間に萎れていく  嘆く【絵師】「ああ、腕が・・・腕がぁぁぁぁぁぁ」 4.腕をもがれる  戦闘に負けたり、逃げて捕まった場合  「きれいな腕だ」とすりすりされる  ま近で腕の継ぎ目を見せられる  鉈を振り下ろされる前に<何かの技能>  腕を取り外せる  腕の取り外しに失敗したら、腕が切られた状態で外に逃げ出すエンドかな 5.代わりの腕は  ゴトッという音と共に、腕が床に転がる  「ああ、腕がぁぁぁ」動揺している【絵師】のもう片方の腕も外す  腕がないので他の腕も付けられない  「頼むよぉ、腕を付けてくれよ」  【絵師】の目線が暖炉のほうに、暖炉の脇に布が被った何か  布を外すと、オリジナルの「腕」が  横には暖炉がある、さあ、あなたはどうする?  火種も、薪も、着火剤もあるよ?  【PC】の選択によって【絵師】を反応させエンディングへ ●エンディング クライマックスに合わせてエンディングを演出 警察に通報し、連続殺人犯として捕えられる感じかな? 困ったら、【絵師】が殺人鬼だったというスクープを持ち帰ったとして、 上司から褒められて終了 END ---------- 以降蛇足 ---------- 自分でこのシナリオをやる場合のアイデア ●一々【絵師】のセリフに「腕の」の付く慣用句を入れる 腕一本脛一本 地位・財産もなく、自分のからだ以外に頼るものがないことのたとえ。 腕が上がる 1 腕前・技術が進歩する。「ゴルフの―・る」 2 飲める酒の量が前より増す。 腕が立つ 腕前・技術がすぐれている。「―・つ職人」「剣術の―・つ」 腕が鳴る 技能や力を発揮したくてじっとしていられないでいる。「対戦を前に今から―・る」 腕に覚えがある 自分の腕前・力量に自信をもっている。「ダンスなら少しは―・る」 腕に縒りを掛ける 自信のある腕前を十分に発揮しようと意気込む。「―・けた料理」 腕を上げる 1 腕前・技術を進歩させる。「熱心に練習して―・げる」 2 飲める酒の量が前より増える。「海外に赴任している間に―・げた」 腕を拱く 《腕組みをする意から》自分は何もしないで、他人のすることを見ている。傍観する。腕をこまねく。「―・いて、なりゆきにまかせる」 腕をさする 手腕を振るう機会を待ち望む。「―・って出番に備える」 腕を鳴らす 1 自分の腕力や技能が思う存分発揮できる機会を待ち構える。 2 技能を人々に示して認められ、名声を広める。 腕を引く 侠客 (きょうかく) などが、誓いのしるしに腕を刃物で切って血を出す。「お坊吉三、お嬢吉三と顔見合はせ…二人とも我が―・く」〈伎・三人吉三〉 腕を振るう 自分の腕前・技能を存分に人に見せる。「自慢の料理に―・う」 腕を磨く 技能が上 ●エンディング 編集部に戻ってきた【PC】 上司から褒められる 「さすが【PC】だ、これだけのスクープを持ってきて」 【PC】答える 「しかも良いインタビューだ、このシーンなんかよく舌が回っている」 【PC】答える 映画的演出:セリフの音がだんだんフェードアウトしていって【PC】の口元に寄る  しゃべる【PC】、カメラは舌に寄る、舌の付け根がまるで繋ぎ合わせたように縫い目が・・・、画面暗転